CONBUではカンファレンスでのネットワークの提供を行っています。
CONBU API は CONBU がネットワークを快適にするために調査している情報(トラヒック等)の一部を一般向けに公開するものです。これはネットワークの作り手と使う人同士のコミュニティの交流をもっと行おうという試みとして、CONBU が構築したネットワークについての情報の一部を API として提供します。
まだ幅広く API で提供できる情報は少ないものの、ぜひとも CONBU API をご活用いただき、カンファレンスに参加する楽しみや運営などの助けになれば幸いです。
カンファレンスのネットワークからはさまざまな情報が得られます。特に大規模カンファレンスでは複数のプログラム発表が同時に異なる会場で行われる「マルチトラック」形式などの開催もあり、会場のネットワーク情報に注目することで、マルチトラック形式における発表の動静についてネットワークの側面から知ることができそうです。
CONBUはこのネットワーク利用者の多さ、混雑度を図る指標として会場全体に配置されている無線APへのクライアント接続数を取得し、計測する仕組みを構築しています。
無線AP のデータとして、各会場について配置された無線AP毎のクライアント接続数や全無線APの接続数の総和について公開する仕組みを構築しました。
本APIは将来的には拡張や変更されることがあります。
api.conbu.net のホストに対してアプリケーション番号 80 に GET リクエストを送信することで、数値を取得することができます。
数値については外部アプリケーションや他のドメインでの可視化アプリケーションなどの構築が可能なように HTTP レスポンスヘッダーにおいてはAccess Control Allow Origin ヘッダを追加し、すべてのドメインからのアクセスを許可しています。
see also Access-Control-Allow-Origin - HTTP access control (CORS)
なお、値については JSON 形式で返却されます。
典型的な API の利用では以下のエンドポイントからの値取得を想定しています。
/v1/associations/all/
/v1/associations/track_a/
/v1/associations/track_b/
/v1/associations/track_c/
/v1/associations/track_d/
/v1/associations/track_e/
使用例
% curl -L http://api.conbu.net/v1/associations/all
{"associations":46}
なお、会期中でないときに擬似的なサンプル値を取得してアプリケーションの作成を行えるように、アプリケーション開発用の API サーバも構築しています。こちらは dev-api.conbu.net の名前でアクセスすることができます。
CONBU-APIは、各会議室ごとの無線AP接続数を取得することができます。
最も大きい国際会議場を指定する場合は、「/v1/associations/track_a/」 を指定すると国際会議場(TrackA)の無線AP接続数を取得することができます。
下図は各trackと会議室の位置関係を示したものです。
下図は可視化のサンプルである。
http://www.patrick-wied.at/static/heatmapjs/
※端末数カウント時の注意
来場者1名につき無線接続数1とは限りません。
これは一人あたりが使用する端末数は2台以上(例:iPhone, Macbookで2端末とカウントされる!!)であったり、そもそも会場無線を利用せずに3G/LTEのみしか使わない人も居るからです。CONBUの過去の経験では一人あたりの端末数は約1.5台程度です。
本APIはできたてホヤホヤ。本ページの拙い説明による疑問などがあると思います。このような疑問が所持ましたら、超お気軽にTwitter(@conbu_net)やMail (conbu-core[a]conbu.net)までお問い合わせください。
レイアウト一覧
http://www.bigsight.jp/organizer/facilities/conference/
TrackA(国際会議室)
収容人数:1000名(立ち見含まず)
TrackB(会議室701−702)
収容人数:100名
TrackC(会議室703)
収容人数:120名
TrackD(会議室605−606)
収容人数:288名)
TrackE(会議室607−608)
収容人数:288名